作戦名:『Operation TREBOR』  此乃花梅花[00576]と共に入手した『鵬鍛阿書』を護りつつ、救助部隊と合流して 地上を目指す。脱出できたら鵜川智子理事長に一旦献上、その後閲覧させてもらう。 ※今回のアクション中には【】でくくられた妙な単語が出てきますが、一切無視し  て下さい。 「いい? USOでも暗鬼でも、出会い頭に【ティルトウェイト】で一発よ!……  何今のピーって? 放送コード?」 ● 行動理由  阿吽書についての重要性は前回と同じ。理事長【トレボー陛下】に渡す理由は、 既に水原由喜が巣鴨沢庵老からの一筆をもらっているので、後で正当な手続きで受 け取れる事。そして「理事長のものである」として、現在そばにいるT生徒会 【GOODパーティ】やA生徒会【EVILパーティ】の抜け駆け奪取の抑止になる事の二 点。さらに対暗鬼【ワードナの手下達】という事で、一時的にTとAとの結束を促 せる可能性もあり。 ● 合流 「……っ!(※おまけプラリア参照(笑))」  PHS(もしくは呪具&『話』)で絶えず救助班や地上と連絡を取って合流を図 る。 #みみみのPHS(ウェディングピッチ)には、呪具の鳴らない鈴『無音鈴』がア クセサリとして付いているので、たとえ圏外でも相手に厭勝銭等があれば『話』で 通話する事が出来る。 「だから一旦キャンプ張って『捜索』すれば異なる属性でもパーティー組めるのよ。 争奪戦は地上に上がってからね。よし決まり!」  また、それまでT生徒会とA生徒会(……もし可能なら手負いのリーゼントに も)を説得し、さらに探索するかどうかは別として、ここから脱出するまで一時的 に協力する事を約束させる。 「さああんた達前衛頼むわよ! それと治療系呪文使える人? リーゼントを死な ない程度に治しといて。あとで尋問するから」 ● 関連PC ・神代みみみ[00868]……【Lv5 N-MAG 後衛】作戦参加者。戦闘補助担当。阿書  【Amuret of WERDNA】発見者。 ・此乃花梅花[00576]……【Lv5 N-FIG 前衛】作戦参加者。戦闘担当。 ・水原 由喜[00263]……【Lv12 N-MAG】今回真空寺史子と共に『阿吽或威鍛戴  法』習得に挑戦。 ● 阿吽法について  TA生徒にとっては阿吽書の存在は寝耳に水のはず。重要そうに描写されている ので何か生徒側からアプローチがあるかも知れない。そこで、もし興味のある生徒 がいるのなら一緒に行くように説得し、道すがら阿吽法について説明していく。 ・『阿吽或威鍛戴法』  氣脈の集点・阿点と痺氣の集まる点・吽点を利用した風水退魔陣術。宮本武蔵が 退魔法として用いた術でもあり、習得には最低でも五輪書のうちの1巻と、剣者・ 御堂それぞれの技の適性が必要(阿吽書にはそれぞれの適性基準が書かれているら しい)。吽書は水原由喜が所持している(情報ソースはR14x系リアクション)。  また平常時には阿書の解読もしくはデジタルコピー(デジカメ撮りか、テキスト 打ちの事。※みみみはノートPCを持ち歩いていて、初回R141リアクション内で使 用している)を試みてみる。みみぃだけでは心もとないので、解読の役に立ちそう な人材(例えば「観察眼」や「古文」を持っている人)が側にいれば当然のように 巻き込む。リーゼントも同様に使えるなら使う。  ついで、USOが何故ここを狙ったのか(もしかして水師洞?)、阿吽法が何処ま で知られているのかも知りたいので、可能ならばリーゼントを容赦無く縛り上げて 尋問を試みる。『弱』を用いてねちねちと……。 ● 戦闘  敵とエンカウントしてしまった場合、直接攻撃を前衛に任せて『破』【LAHALITO or KATINO】や『弱』【MAMORIS】等の術を駆使して補助に当たる。  USOエージェントとの戦闘で、もしどうしても危険が避けられない場合は阿書 【護符】を掲げて人質ならぬモノ質とする。 「ふふふ、【護符】の力を甘く見たようね……って、何で放送コード入るのよ?」 ● おまけ(ここから以降はアクションではなくおまけです) ・ノートPCの機種は今まで描写されていないので……VAIO C1Sを希望し  ます(笑) 〈GoToHeart第8話「おだやかな時刻」〉 〈CAST〉 藤田浩之……水原由喜 神岸あかり……真空寺史子 長岡志保……神代みみみ 佐藤雅史……此之花梅花 保科智子……鵜川智子 ※今回のアクション用に配役や一部台詞を変更しました。 史子/N 「中間試験間近の日曜日、みみぃの提案で、由喜ちゃん、梅花ちゃんも入れて、T A学園で『阿吽或威鍛戴法』の修行をやることになった。」 【Scene 1】 史子「由喜ちゃん、いらっしゃい」 由喜「よぅ」 史子「さあ、どうぞ」 由喜「おじゃましまーす。……梅花とみみみは?」 史子「二人とも、まだ」 由喜「そっか…… しっかし、TA学園来るのも久しぶりだよなぁ」 史子「うん。豪徳館学院に入ってからは初めてだよ」 由喜「そんなに来てないっけ?」 史子「うん」 (RRRR……) 史子「あっ……」 由喜「あ」 (RRRR……) 史子「はい、真空寺です。……あ、梅ちゃん?……え、来れないの? そう……。    それじゃ仕方ないか。……うぅん、いいの。それじゃあね」 由喜「なんだ、梅花来れないのか?」 史子「うん……。急な用で、生徒会の人と一緒に出かけなくちゃいけないんだって」 由喜「……んだよぉ、あいつには剣術教えてもらおうと思ってたのに」 【Scene 2】 由喜「……で、みみみの奴は予想通り遅刻か。ったく、しょうがねぇなぁ。鵜川の    おじさんとおばさんも、今日は帰りが遅いんだろ?」 史子「うん、夜になるって言ってた」 (RRRR……) 史子「はい、真空寺です」 ? 「ゴホッ、ゲホッ、ゴホッ」 史子「……あの、どちら様でしょうか」 ? 「あたしぃ」 史子「え、みみぃ?」 みみみ「そう。みみみちゃんで〜す。ゲホッ、ゴホッ、なんかぁ、図書館地下に落     ちてから喉が……変でさぁ。今朝になったら、暗鬼まで出ちゃって、ゲホ     ゲホゲホ」 史子「えぇ? 大丈夫?」 みみみ「大体、埃っぽいところって、デリケートなあたしには辛い場所なのよね〜。     ゴホッ、ゲホゲホ、というわけで、修行に行けないのよ。ゴホッ、ゲホゲ     ホゲホ」 史子「あの……、救助しに行こうか?」 みみみ「いいよぉ〜。怪我させちゃ悪いもん。今回はおとなしく脱出してる」 史子「そう……。うん、その方がいいね。残念だけど」 みみみ「じゃ、みんなにヨロシクね」 史子「あ、それが梅花ちゃんも急用で来れないんだって」 みみみ「何ぃ〜〜〜〜〜!! ゲホゲホッ、てことはゆーきと二人っきりってワケ     ゲホッ、ゲホゲホ」 史子「ほんとに大丈夫なの?」 みみみ「あんまり大丈夫じゃな〜い……」 史子「あの……、とにかく今回はゆっくり脱出してね。それじゃお大事に。(ピッ)    戦闘中みたい、みみぃ」 由喜「そうみたいだな」 史子「結構辛そうだったよ」 由喜「……ま、あいつのことだから、明日はケロっとした顔で学校に来るんじゃね    ーの?」 史子「そうだといいんだけど……」 由喜「でもさぁ、梅花とみみみが来れないとすると、ここだとちょっと広いんじゃ    ねーの?」 【Scene 3】 史子「……どーして真面目にやらないの?」 由喜「……まぁまぁ、こーいうのって楽しくやんなきゃ、身につかないだろ」 史子「あのねぇ、由喜ちゃんはやればできるんだから。ちゃんとやらなきゃだめだ    よ」 由喜「だからそのやる気を起こすのが大変なんだよ。あ・あ゛〜ぁ(欠伸)」 (Pppp……) 史子「はい、真空寺です」 みみみ「聞いて聞いて〜。鍛阿書の内容なんだけどさぁ」 史子「ちょっと、みみぃ?」 みみみ「あたしがゲットした最新情報によると、ゲホゲホ、習得に必要な剣者の適     性とかが書いてある可能性が高いんだって。……ゲホッ、ゴホッ」 史子「みみぃ、脱出してなくていいの?」 みみみ「へーきへーき、こーゆー時こそみみみねっとわーくをフル稼働させなくっ     ちゃゴホッ、ゲホッ……それでどう、修行進んでる?」 史子「今、ひと休みしてるところ」 みみみ「TVでも見てんの?」 史子「うぅん、わたしの部屋、TV置いてないから」 みみみ「え゛、ふみぃの部屋? 二人っきりでぇ!?」 史子「そうだよ」 みみみ「そうだよって、ゴホっ……」 史子「あっ……」 由喜「(PHSを奪って)おいコラ!」 みみみ「う゛」 由喜「なんで脱出してないんだよ!」 みみみ「ゆーき、あんたちゃんと修行してんの?」 由喜「当ったり前じゃねーか。何のために史子ん家に来てんだよ!」 みみみ「あ゛のゴホッ、ゴホッ、……」 由喜「おい、ホント大丈夫なのかぁ? おとなしく脱出してた方がいいぞ。じゃ、    切るからな!」 みみみ「あ、ゆーき……」 (Pっ) 由喜「……地下に落ちても騒がしい奴だ」 【Scene 4】 史子「……?」 由喜「分かんねーのか?」 史子「え? ……うん」 由喜「ちょっと見せてみろ。……えーっと、これはな、こっちの術を使って解けば    いいんだよ。分かったか?」 史子「う〜ん……うん、やってみる」 史子「……あれ?」 由喜「…………おまえさ、ここんとこで詰まってんじゃないのか?」 史子「うん」 由喜「こいつはさ、これを、こうやって解けばいいんだよ」 史子「それだと、ここが変じゃない?」 由喜「変じゃないって。こっちの術と照らし合わせてみろよ」 史子「う〜ん……」 由喜「簡単だろ?」 史子「うぅ〜ん……」 由喜「多分、〈地〉の書にも同じことが書いてあるはずだぜ」 史子「そうなの?」 由喜「他はバッチシなのにどうして厭勝術だけ苦手なんだ?」 史子「うぅ〜ん。どうしてだろ」 (Pppp……) 由喜「あ」 (Trrr……プツ) みみみ「もしもし、ふみぃ〜?」 史子「みみぃ、ダメだよ、脱出してなきゃ」 みみみ「別にあたしは大丈夫だって。それより厭勝術のいい情報が入ったのよゴホ     ッ、ゴホゴホ、ほら、ふみぃ苦手でしょ、厭勝術」 史子「……そうだけど、わたし、由喜ちゃんに聞いてるから」 みみみ「だ〜めだめ、あいつの言うことなんか聞いちゃ。知ってるでしょ、いつも     赤点スレスレのあいつの成績。その割に態度だけはデカいんだからムカつ     くのよねぇ〜まったくぅ〜!」 由喜「(いつの間にか交代)……悪かったな、態度がデカくて」 みみみ「げ」 由喜「おまえ本当に地下に落ちたのかぁ? 結構元気じゃねーかぁ!」 みみみ「何よその態度! 脱出を押して情報を提供してる天使のようなあたしに     〜!」 由喜「誰が天使だ! とにかくおとなしく脱出してろ! じゃあな!」 (Pっ) 由喜「あいつの情報は、明日ゆっくり聞いてやろうぜ」 【Scene 5】 史子「……ねぇ、由喜ちゃん」 由喜「ん?」 史子「もう1度、おさらいするでしょ?」 由喜「あぁ」 史子「その後で、みみぃの救助に行かない?」 由喜「けどあいつ、来なくていいって言ってたんじゃないのか?」 史子「でも……、やっぱり独りで脱出してるの寂しいだろうし。それに、折角作っ    たプリンも持って行ってあげたいから」 由喜「そうだな……あぁ、その方が、あいつも喜ぶだろうしな。行くか」 史子「うん」 史子「お待たせ」 由喜「じゃ、行くか」 史子「……そういえば、今回の『阿吽或威鍛戴法』、〈地〉の巻が習得範囲だった    よね」 由喜「あぁ」 史子「わたしの知ってる微塵琥珀流のことが、問題になればいいのに」 由喜「真空抜刀(しんくうばっとう)とか、電馳(でんち)とかか?」 史子「うふふ……☆」 由喜「真空抜刀。微塵琥珀流、門外不出の奥義」 史子「え?」 由喜「一般に真空寺仁王がものにしたと言う超音速の居合として知られ、斬撃が通    りすぎた後に音が耳に届くとされている」 史子「えぇ〜? いつ覚えたの、由喜ちゃん?」 由喜「別に、いつってことないけど」 史子「なーんだ、勉強してたんだ」 由喜「あぁ、そういうことにしとくか。    ……みみみの奴、脱出してたらどうするんだ?」 史子「出るときに電話したら、地下4階にいたよ。暗鬼はもう退治したって」 由喜「そっか。……あ、おまえ本当に厭勝術大丈夫か?」 史子「う〜ん……どうかなぁ」 由喜「しょうがねぇなぁ〜。まぁ明日、また学校で教えてやるよ」 史子「うふふ、ありがとう」 (その頃、みみみは……) みみみ「早くプリン持って来てくれないかなぁ〜……」 【次回予告】 史子「……あの、良かったのかな。鵜川さんには、事後承諾みたいになっちゃって    ……」 智子「みんなで習得できるんならえぇんと違う?」 史子「でも……」 智子「何や?」 史子「……あの、鵜川さん、『阿吽或威鍛戴法』みたいなこと、あんまり好きじゃ    ないのかなって思って。だから……みんなが突然あんなこと言い出して、怒    るんじゃないかって」 智子「別に。みんなが楽しかったら、それでえぇ」