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++ かざはな   ---

> :△
「……イェルマーのような空間があれば」
「不可能ですね」WPIでも、仮想的なイェルマー
領域をデジタルウェブ上に形成できないかとする論
考が行われた。原理的には可能だが、一つの世界を
形成するためにどれだけの情報を積み重ねればよい
のか。殆ど無限に等しい情報を記録するには、世界
中の記憶装置を駆使しても不可能だろう。
..09/05(Wed) 15:51[145]

++ かざはな
:〈神的機械〉と『理』相還元システム
『理』とは科学、すなわち法則化を旨とする。
つまり、全てを法則として記述するのが『理』相的であり、
それはアインシュタイン他全科学者の夢でもある。
しかし『理』相的ではない科学が存在する。量子論だ。
存在を確率でしか記述することができない不確定性原理は
すなわち科学にカオスを持ち込むことでもある。

ならば、どうするか。解はアインシュタインが示した。
「神は賽子を振らない」と言い量子論を否定し続けた彼は、
量子論をも内包した統一理論の構築に生涯を捧げた。
天才は失敗したがその後統一は成り、そして現在は
さらに進んだ大統一理論の研究が行われている。
それはつまり、全てを記述することのできる法則。

もし、本当に全ての現象が記述できるとしたら。
それは「神のような機械」と呼べないだろうか。
全ては関数と引数で記述され、最も実現可能性の
高い返り値だけがリアルに具象化する。
その他は、関数と引数という「可能性を残した」状態で
「神のような機械」にストックされる。
++ かざはな
理論としてはいい。
しかし、これには重大な欠陥がある。

一つは、物理現象しか記述できないこと。
天秤を引き起こすほどの〈穢〉であるモナディックを、
法則化しなければ意味がないという問題。

二つ目は〈穢〉、ここでは「引数」をどのようにして
収集するのか。これに〈N〉の〈引(因)力〉データが
流用できるのかという問題。

三つ目は、それをどのように還元するのか。
引数状態でスタックしておくということは、すなわち
「待機ジョブ」がスタックされるということ。
リセットしてしまえば済むけど、ならば〈補天の儀〉に
代わる手段がないと「世界の再起動」に耐えられない問題。
++ かざはな
ぇーと、補足。
量子論が『理』相的でないというのは現象の問題で、
関数化したときにはデジタルで記述できるのでOK。
膨大な不確定性を持った「結果」ではなく、
「引数」という要素でプールするところがポイント。

あと、ヨゴレ還元が『虚』ドメインを上昇させてしまう
可能性について言及した方がいいかも?
あの方法の否定じゃなくて、観測実験をした方がいいと。
:観測で殺すなよ

それと、グラン・ライブラリが「全ての情報を」と
言っているところから、もしかしたら問題2の
集積プール機構は既にあるのかも知れない憶測。

ぁ。演算処理済可能性群を違うスフィアに退避させて、
随時還元(スフィアリセット)を行っていけば、
小さな天秤を短い周期で行っていけるはず。
そこに雨の樹における〈IT〉のような緩衝フィルタを
使用することで、全体から観ると良くなると思うの。

ちなみに随時還元は、そういうシステムさえできれば
理論的にはOKだっていうマスター確認が:笑
++ かざはな
まとまりきってない点もいくつかありました。

:関数化
根幹の部分が曖昧です。
法則とは概念的なもの、関数とは数式のこと。
法則は数式化して関数にしなければ機械にならないのです。
モナディックも、法則ではあるのです。
それを、数式として表現できてないわけで。

:引数
「●考察」の頭と末尾で語弊が生じる可能性があります。
末尾の「演算処理済可能性群」を活かすためには、
何処かで「関数と引数へ分解=〈神的機械〉演算」と
定義する必要があるかと思います。

:『理』相還元システム
「実現できなかった可能性を〈神的機械〉により演算、
 関数と引数に分解し、蓄積、還元を行う」
が、最も適当な表現かと思います。

:緩衝剤
〈皇蛇〉が〈補天の儀〉を、雨の樹が〈IT〉を
必要としたように、天秤への緩衝剤が必要です。
緩衝フィルタを開発する必要があるでしょう。

還元による補天処理は〈皇蛇〉等『樹』のシステムを
参考にしてもよいと思います。そこは同じですから。