●斬影・横浜情報メモ
○『阿吽或威鍛戴法』
氣脈の集点・阿点と痺氣の集まる点・吽点を利用した風水退魔陣術。宮本武蔵が退魔法として用いた二天一流奥義。
『地』が虚空蔵流と一眼流、『陣』/ 『水』が雨月流と微塵流、『防』/ 『火』が久遠流と隻流、『浄』/ 『風』が神魁流と当代流、『破』
□ 剣者奥義
二天一流『阿吽或威鍛戴法・■』
〈五輪書〉『■』の剣術。『■』属性の敵に有効(要上格)
□ 御堂奥義
二天一流『阿吽或威鍛戴法・地』
〈五輪書〉『地』の術。いかなる敵も脱出困難な迷宮『遁拘陣』を創り出すことが可能(要上格)
二天一流『阿吽或威鍛戴法・水 』
〈五輪書〉『水』の術。周囲の水を集めて、鉄壁の水壁『背水陣』を創り出すことが可能(要上格)
二天一流『阿吽或威鍛載法・火』
〈五輪書〉『火』の術。攻防一体の指向性の炎の壁『焔陣』を創り出す事が可能(要上格)
二天一流『阿吽或威鍛載法・風』
〈五輪書〉『風』の術。風属性の攻撃・術を減少させる衣『風泰陣』を創り出すことが可能。(要上格)
○五輪書の磊王
・地−尸乂吏直吏[しげり・すぐり]<忌まわしの因果環>
フードを被った人物。正体は黙禁堂暇翠、と思いきや本物は合歓厘(ねむりん)という、眞嶽の城にいるもの。宮本武蔵と戦わず唯一封印されなかった磊王。その目的は〈識〉と異生とのパワーバランスの調整。
・水−悔濤濫魔[かいとう・らんま]
女性の河童。手で触れた物を何でも液状化してしまう。豪徳館(正確には豪徳寺真理亜)が成り行き上味方についている。
・火−焔羅炎等[えんらえんら]
鍔広帽にローブ姿の女性。煉獄の炎を操る磊王。辻斬りの原因である金砂州の太刀を秋月剣之介に渡し背後から操っていたが、手に負えなくなり二度共仕斬人に処理させた。鍔広帽が本体で、体のほうは沙礼の姉。
・風−一精風靡[いっせいふうび]
中心に一つ目玉のある竜巻。真空破を操る。バッタモンや円盤小僧などの暗鬼・式を操っていた。
・空−水師洞の鍵。『銅鐸』を操るマニュアル。
完全体となってUSO側に。『銅鐸』は封印を解かれて眞嶽の元に。
○大殿神「大太法師」
水師洞に封印されているものはダイダラボッチ=ダイテンジンの頭部。元々宮本武蔵が戦い全国に封印していったもののひとつだが封印しきれず、『銅鐸』という重しを用いてようやく封印したものだとされる。『結界』が無効化された現在、復活は時間の問題だと思われる。
○鵜川家
・鵬鵜川(おおとりうがわ)
鵜川智子(うがわ・ともこ)−TA学園理事長
阿吽法の専用修練場を保有し、敵味方問わず門戸を開いている。
・鵡鵜川
眞嶽惣介(まがく・そうすけ)−
伝説の天才〈識〉。20年前、四門を力によって統一しようと「五社の変」起こしたした鵡鵜川家当主。四聖朱雀剣の使い手にして鵺金を扱うことのできる天才鍛師。配下の楠門勢に裏切られ、富士の永久回廊に幽閉されていた筈だが、現在脱出して異空間にある「まほろば城」に居を構えている。
鵜川智子曰く、ダイテンジンの復活は単なる通過点に過ぎず、真の狙いは鵜川禁呪である『獄閻陣』。それを阻止するために、通過点である大殿神復活を阻止すればよいらしい。
○鶯谷一派
鵜川智子の側に仕え、秘密理に暗躍している模様。眞嶽と鵜川双方を操っているものと思われたが……。
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