ゲーム名:AIS#5『White Whisper』 |
活動場所:大阪魔城(R283-04) |
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PC名:西真結女 |
PL名:名称未定 |
2001年02月/第4回目 |
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アクション・行動概要
必死で〈N〉からの脱出を図る。少しでも特異点から遠ざかっておき、救助に備える。
アクション・自由記入欄
●考察
現状の世界がブラックホール状である事より、特異点から遠ざかるためには相当の速度で加速しなければならない。落ちる力と意思の力で釣り合っているという事から、現在の結女達の位置は、ブラックホールで言うところの事象の地平線(シュワルツシルド半径)より外側。ただ現実のブラックホールと違うのは、重力ではなく意思の力によって作用する点である。
であれば、特異点から遠ざかる方法として、「意思の力を増大させ、自身を脱出速度まで加速させる(ブラックホールの重力を利用してスイングバイで加速する事も考慮)」事が考えられる。この場合生身の肉体ではなくデータの集合体なので、速度による一般的な摩擦抵抗は無視できる。ただ「暗く重い情報」に対抗しうるための防御策は一応立てておく。
●具体的方法
「みっともなくっても、潔くなくても、どんな事をしてでも生きてここを出てやるわ」
意思を強く持つために一番有効な方法は、純粋に「死ねない」「生きたい」と思う事。特に親しい人のためとなれば一層強い思いを呼び起こす事ができるはず。
結女にとっては……理の仲間であり、天方時雨店長、海堂麻人であり、武士魂号であり。しかし極限状態で一番に思い浮かぶのは、東京に残してきた元恋人氏。大阪に来る前に喧嘩別れしたっきりで、今ではそのことを後悔している。会って謝るまで絶対に死ねないと思うのである。
「暗く重い情報」に対抗する防御策として、常駐書き換え型Prで個体情報周辺を常時安全な状態に書き換えさせる。
あと定期的にPINGを打ち、もし外側からのアプローチがあればそれに即応できるようにしておく。
アクション別紙(2/3)
●肉体
天方店長の店に古びたリクライニングシート(一六弦、非常用バッテリー付き)を持ち込んでダイブしているので、そのままシートを倒して移動させる事が可能、と言うことで。
#マトリックスやアヴァロンでネットダイブに使われるシートにキャスターを付けたような感じです。
また先月荷台にクレイモアを配置して路上駐車されたままの武士魂号、理の人にだけはわかるような仕掛けをしていた筈なので、後でトラップ解除&回収してくれたら良いのだけど……。
●月島シュン
「脱出するわよ。……いいから言うこと聞いて!」
可能であれば一時休戦。一緒に脱出を試みようと申し出る。もし攻撃されそうになったら、攻撃Pr『フレエリ』やウィルス『ビンドワ』で抵抗する。
#しかし、特異点に突っ込むらしいって聞いてるんだよなぁ。助けたいんだけど(汗)
「どうしても行くというのなら止めない。貴方はアゴー。虚を求める者だものね。……貴方の事は忘れないから」
●〈N〉
意思の力←→落ちる力という事は、落ちる力も意思力のようなものであると仮定。現実のブラックホールの誕生経緯から類推するに、〈N〉は元々人間で、憎しみ故か悲しみ故か、あるいは自責の念に耐えられずか、自分の心の重さに耐えきれず自壊してしまったものなのではないだろうか。前々回〈N〉の心を読み取ったPCが「心が無い」と言った事からも裏付けられる。その時の心のかけらは、吸い残された塵がブラックホールの外周軌道を回るように、今も漂ってはいないのだろうか。
……現実のブラックホールとて永遠の存在ではない。この無念のブラックホール、いつか消滅する日がくるのだろうか。
……もしホワイトアウトしてしまった場合、陽のあたるバルコニーのある施設で余生を過ごさせてあげて下さい……
アクション別紙(3/3)
●おまけ
攻撃Prの名称とか……
○これらは旧世代の仕様で作られたために一部設定や操作が必要だが、それ故にファイルサイズが小さく、携行する数も多くできる。
・攻撃Pr『フレエリ』
火炎弾のイメージを持つ単純攻撃型Pr。
・常時書き換え型Pr『ワーラ』
あらかじめデータをセットしておけば常駐し、常にその状態を保つように書き換えを行う。
・簡易実行停止ウィルス『ビンドワ』
目標に取りついた後活動を開始。個体そのものの実行速度を徐々に低下させ、金縛り状態にさせる。効果は一時的で対象の意思次第で簡単に解除されてしまう。
・緊急簡易修復パッチ『ペロリーメイト』
自己解凍書庫形式で携帯されるPr。緊急時に解凍、実行すれば、自動的にデータ欠損部分を埋め、個体の合計ファイルサイズとCRC値の辻褄を合わせる。ファイルチェックをくぐり抜けるための応急処置なので、後で本格的な修復が必要。
○これらは現世代の仕様で作成された完全自動実行プログラム。必要な設定なども自動でしてくれるため手軽であるが、それ故ファイルサイズが大きく、携行する数も限られる。
・攻撃力増加アプリケーション『シフタ』
攻撃デバイスを監視し、出力毎に若干増加させるように自動で再調整する。
・緊急脱出パック『テレチューブ』
自己解凍書庫形式で携帯されるPr。緊急時に解凍、実行すれば、自動的に経路を辿って一つ手前のノードまで自己を待避させる。
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この回の投函は28日。しかし何というか……ピンチだというのに、むしろ楽しんで脱出方法考えてたような。N98の情報世界の謎を考えてた頃にも通じるかも。下手の横好きだけど。
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